2013年07月17日
エイサーの練習 2013
気が付けば沖縄,本土とも梅雨明け。
いくばくかのエイサーまつりもすでに開催され始め,沖縄県の各青年会ではきっとエイサーの練習も本格化しているだろうと思います。
そして,本土。東京中野区では,「中野チャンプルーフェスタ」が去る7月13、14日に開催されました。今年で7年目を迎えたチャンプルーフェスタも,新井薬師寺界隈,東京に居ながらにして本格的なエイサーが観られる祭典として定着してきた感があります。
自分も新井薬師境内での,沖縄市池原青年会を招いての奉納エイサーなど陪観して参りましたので,その様子は後日,こちらにてレポートしましょう。
さて,今回は,今,青年会の公民館などで行われているエイサーの練習について少し述べようと思います。

●沖縄市諸見里青年会のエイサー練習(本文と異なり2006年7月撮影のもの)
自分がエイサーの練習を初めて見学したのは2005年7月のこと。
お邪魔した先は,沖縄市の諸見会館,そう諸見里青年会です。 蒸し暑い夏の夜,会館の広場にはの半シャツと短パン姿の男女が3,40名ほど揃っていました。
「どうぞ,見ていってください,写真もいいですよ・・・なんなら一緒にやってみます!?(笑)」
恐る恐るリーダーらしき人に話しかけてみると,その方は副会長さん。気さくなジョーク(※)にちょっと安心した自分でした。
近所の人や学校帰りの高校生が見守る中,エイサーの練習が始まりました。参加していたのは締太鼓の男子メンバーと手踊りの男女。練習開始から1ヶ月,全体的に錬度が一定に達したので,この夜は太鼓と手踊りを集めてのリハーサル。諸見里エイサーならではの締太鼓のダイナミックな振りと一糸乱れぬ女子の四つ竹は,服装を除けば本番さながらでした。運よく,最初から最後までの曲流しを一通り見学できたわけです。
これ,ぜったい難易度高いはず
全島エイサーや旧盆での本番の演舞を見ていつも思うことであり,この当日の練習を見たときにも同じことを感じました。あのバチさばきに激しい跳躍,本格的な琉球舞踊ばりのこねり手,それを何十人単位で,見る側に目立った乱れを感じさせずに何時間も踊り続ける・・・それだけのことをやり遂げるのに気力・体力・技能力がメチャクチャ必要になるということくらい素人目にも想像がつくんです。

●うるま市で見かけたエイサー練習風景
ところで,エイサーの練習等に関する青年会の逸話はいくつか小耳に挟みます。あいにく,部外者の自分は実際の現場に出くわすことはないのですべて伝聞ですが。
・年齢に関係なく手踊りの振りを完全にマスターできるまで太鼓に昇格できない。
・締太鼓が一人前に打てるようになるまでに,指が擦り傷と切り傷で血だらけになった。
・本番直前になって,実力不足(あるいは活動態度)を指摘され太鼓を取り上げられた(あるいは参加を断られた)。
・こねり手などの微妙な手の動きがどうしてもできず泣きながら練習した。
・所作を間違えるたびに,ハタキで手先や肢をピシッとやられた。
・団体によっては実は逃亡者が少なからず出る。
これまでに自分が耳にした,練習に関する苦労話は以上のような感じでした。厳しいといえば厳しいし,当たり前だといえば至極当たり前なんかもしれない・・・だって,シマの人達まして祖神祖霊の御前でハンパなもん出せないんじゃないかなと想像 ;汗)
まあ,エイサーも青年会も全く経験がない軽薄な素人ナイチャーがする勝手な想像はさておき,どこの青年会も相当な意識とこだわりを持ってエイサーに取り組んでいるのはきっと確か。なぜなら,今までにエイサーについてじかに言葉を交わした色々な地域の現役の会員さんやOBさんの言葉からは,「地域が一番」,「最高のエイサーを」的なニュアンスがすごく伝わってきたから。
エイサーそのものだって「やれたらいいな」とか「とりあえず」程度の生半可な気持ちでは絶対にあのクオリティは実現できないはず。次元は違うけれど,メダルを目指して日々鍛錬するスポーツ選手やノーベル賞目指して研究に勤しむ科学者に匹敵するくらいの高い気概というか志を,青年会員さんたちはエイサーに注いでいるはず。
人それぞれ大事なものは千差万別だけど,人間誰でも「これが自分には一番大事!」と決めた物事に対してはなぜか一生懸命になれるし,ぜぇーーったいに手を抜かないし,そう簡単にあきらめない。
「そりゃ仕事は仕事で大事さぁ。でも,エイサーがない自分,青年会がない自分なんて考えられないよぉ。若いうちにしか出来ないし,今頑張らないでいつ頑張るのか!?・・って思うわけ。」
3年前の旧盆,某青年会で耳にした言葉。すべてを傾けていますって感じ。
だからかなぁ・・・旧盆のエイサーを見るたびに表現しようのない不思議な感動があったのは

※今思えば,「どれだけスゴいか身をもって体験するのが一番わかるよ」という意味深いジョークだったのかもしれません。
いくばくかのエイサーまつりもすでに開催され始め,沖縄県の各青年会ではきっとエイサーの練習も本格化しているだろうと思います。
そして,本土。東京中野区では,「中野チャンプルーフェスタ」が去る7月13、14日に開催されました。今年で7年目を迎えたチャンプルーフェスタも,新井薬師寺界隈,東京に居ながらにして本格的なエイサーが観られる祭典として定着してきた感があります。
自分も新井薬師境内での,沖縄市池原青年会を招いての奉納エイサーなど陪観して参りましたので,その様子は後日,こちらにてレポートしましょう。
さて,今回は,今,青年会の公民館などで行われているエイサーの練習について少し述べようと思います。

●沖縄市諸見里青年会のエイサー練習(本文と異なり2006年7月撮影のもの)
自分がエイサーの練習を初めて見学したのは2005年7月のこと。
お邪魔した先は,沖縄市の諸見会館,そう諸見里青年会です。 蒸し暑い夏の夜,会館の広場にはの半シャツと短パン姿の男女が3,40名ほど揃っていました。
「どうぞ,見ていってください,写真もいいですよ・・・なんなら一緒にやってみます!?(笑)」
恐る恐るリーダーらしき人に話しかけてみると,その方は副会長さん。気さくなジョーク(※)にちょっと安心した自分でした。
近所の人や学校帰りの高校生が見守る中,エイサーの練習が始まりました。参加していたのは締太鼓の男子メンバーと手踊りの男女。練習開始から1ヶ月,全体的に錬度が一定に達したので,この夜は太鼓と手踊りを集めてのリハーサル。諸見里エイサーならではの締太鼓のダイナミックな振りと一糸乱れぬ女子の四つ竹は,服装を除けば本番さながらでした。運よく,最初から最後までの曲流しを一通り見学できたわけです。
これ,ぜったい難易度高いはず
全島エイサーや旧盆での本番の演舞を見ていつも思うことであり,この当日の練習を見たときにも同じことを感じました。あのバチさばきに激しい跳躍,本格的な琉球舞踊ばりのこねり手,それを何十人単位で,見る側に目立った乱れを感じさせずに何時間も踊り続ける・・・それだけのことをやり遂げるのに気力・体力・技能力がメチャクチャ必要になるということくらい素人目にも想像がつくんです。

●うるま市で見かけたエイサー練習風景
ところで,エイサーの練習等に関する青年会の逸話はいくつか小耳に挟みます。あいにく,部外者の自分は実際の現場に出くわすことはないのですべて伝聞ですが。
・年齢に関係なく手踊りの振りを完全にマスターできるまで太鼓に昇格できない。
・締太鼓が一人前に打てるようになるまでに,指が擦り傷と切り傷で血だらけになった。
・本番直前になって,実力不足(あるいは活動態度)を指摘され太鼓を取り上げられた(あるいは参加を断られた)。
・こねり手などの微妙な手の動きがどうしてもできず泣きながら練習した。
・所作を間違えるたびに,ハタキで手先や肢をピシッとやられた。
・団体によっては実は逃亡者が少なからず出る。
これまでに自分が耳にした,練習に関する苦労話は以上のような感じでした。厳しいといえば厳しいし,当たり前だといえば至極当たり前なんかもしれない・・・だって,シマの人達まして祖神祖霊の御前でハンパなもん出せないんじゃないかなと想像 ;汗)
まあ,エイサーも青年会も全く経験がない軽薄な素人ナイチャーがする勝手な想像はさておき,どこの青年会も相当な意識とこだわりを持ってエイサーに取り組んでいるのはきっと確か。なぜなら,今までにエイサーについてじかに言葉を交わした色々な地域の現役の会員さんやOBさんの言葉からは,「地域が一番」,「最高のエイサーを」的なニュアンスがすごく伝わってきたから。
エイサーそのものだって「やれたらいいな」とか「とりあえず」程度の生半可な気持ちでは絶対にあのクオリティは実現できないはず。次元は違うけれど,メダルを目指して日々鍛錬するスポーツ選手やノーベル賞目指して研究に勤しむ科学者に匹敵するくらいの高い気概というか志を,青年会員さんたちはエイサーに注いでいるはず。
人それぞれ大事なものは千差万別だけど,人間誰でも「これが自分には一番大事!」と決めた物事に対してはなぜか一生懸命になれるし,ぜぇーーったいに手を抜かないし,そう簡単にあきらめない。
「そりゃ仕事は仕事で大事さぁ。でも,エイサーがない自分,青年会がない自分なんて考えられないよぉ。若いうちにしか出来ないし,今頑張らないでいつ頑張るのか!?・・って思うわけ。」
3年前の旧盆,某青年会で耳にした言葉。すべてを傾けていますって感じ。
だからかなぁ・・・旧盆のエイサーを見るたびに表現しようのない不思議な感動があったのは
2013年7月17日 KI過去記事をリメイク

※今思えば,「どれだけスゴいか身をもって体験するのが一番わかるよ」という意味深いジョークだったのかもしれません。
Posted by まほろば旅日記編集部 at 23:15
│雑談・ひとりごと